エレコム ハンディトラックボール M-RT1BRXBK レビュー

レビュー
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

エレコムより販売されている Bluetooth ハンディトラックボール “Relacon(リラコン)” M-RT1BRXBK を購入しましたのでレビューします。

主目的としては、私のお絵描き環境である iPad + Procreate の左手用デバイスとして使えれば良いなぁと思って購入しました。インターネット上には情報が全く無かったので人柱です。

また電子書籍の閲覧やアニメなどを閲覧する際の補助デバイスですね。スワイプ操作だと結構誤作動が多くて困っていました。

エレコム ハンディトラックボール M-RT1BRXBK について

カラーブラック
外形寸法(マウス本体)幅40.7mm ×奥行111.5mm ×高さ56.6mm
質量(マウス本体)約77g ※電池を含まず
対応機種Bluetooth(R)HOGPに対応したWindows OS、macOS、iOS、iPadOS搭載機
適合規格Bluetooth 4.0 Class2 / profile:HOGP(HID Over GATT Profile)
電波到達距離磁性体(鉄の机など)の上で使用する場合:3m、
非磁性体(木の机など)の上で使用する場合:10m
※エレコム社環境でのテスト値
ボタン数10個 ※ホイールボタン含む
ホイール数1個
連続動作時間約107時間
電源(本体)単4形アルカリ乾電池 2本

トラックボールは親指タイプと人差し指タイプがありますが、分類的には親指タイプになります。

独特の形状が多いトラックボールの中でも特に個性の強い形をしており、使用感覚としてはテレビのリモコン、あるいはレバー操作の無いジョイスティックに近い操作感です。

左右対称のデザインで、右手でも左手でも問題なく操作できます。

単4電池2本を含めた重量は約100g程度でスマホより軽いので腕への負担も少なそうです。ストラップの取り付け穴もありますので落下防止に利用できます。

Bluetooth版と無線2.4Ghz(レシーバー付属)版があります。iPhoneやiPadと接続できるのはBluetooth版だけなので注意しましょう。

Windows/Macはエレコム マウスアシスタントによりボタンのカスタマイズが可能。お好みのショートカットを割り当てたりキーボードのキーを割り当てたりできるので様々なソフトウェアに対応できます。

エレコム ハンディトラックボール M-RT1BRXBK の外観・梱包・付属品

さっそく開封していきます。パッケージはしっかり作られています。

OPENと書いてあるので開けてみたところ……バリバリとマジックテープが……。

内側には本体や機能の説明などが書いてありますね。正直このパッケージいらないから安くしてほしい

本体を取り出すには上部から開けるようです。

本体・スタンド・説明書と外国語ガイド。テスト用の単4電池2本はスタンドの下にありました。

本体の大きさは基本的なマウスとほぼ同じくらいです。

エレコム ハンディトラックボール M-RT1BRXBK の使用感

iPadへのペアリングは簡単にできました。

本体側面にある「ポイント速度変更スイッチ/ペアリングスイッチ」を長押ししてペアリングモードへ移行、パソコンまたはiPadから機器を選択してペアリングは完了。

初回のペアリングでは機器が接続されず、一旦削除して再接続したところ正常に接続されました。その後は特に問題なく動作しています。

Windowsでもペアリングしてみましたが電子書籍のページ進み/戻りを割り当てて読むのには便利そうです。Windowsの使用感や情報はたくさんありますので、私の主目的であるiPad用の左手デバイスとしての使用感を記載したいと思います。

iPad に対応したデバイス

iPadOS、iOSに対応したデバイスは貴重です。

右手でも左手でも使える持ちやすいデザインと軽さ

左手でも問題なく使用できるデザインと軽さは左手用デバイスとしてはかなりの利点です。

電源が単4乾電池式である

電源は好みの分かれるところではあるのですが、この手のデバイスは消耗品なので故障した際に処分しやすい乾電池式なのが有り難いです。

前面ボタンに難あり

まず印象があまり良くないのが前面ボタン2個の安っぽさと押した際の感触の悪さ。耐久性も低そうで不安になります。進む・戻るボタンは悪くないのにどうしてこうなった…。

スタンドが無いと自立しない

地味にイラッとします。

iPadだとボタンカスタマイズに制限がある

iPadの場合はソフトウェアによるボタン割り当てができないのでOS機能による一部操作の割り当てしかできません。キーボードのキー割り当てなどもできません。

エレコム公式ショップでは8000円、Amazon等のネットショップでも実売5000円前後の価格帯であることを考えると、作りや質感が全体的に安いっぽい感じがします。

左手で使用する場合、側面にある「ポイント速度変更スイッチ/ペアリングスイッチ」と「電源スイッチ」が掌の中に入ってしまうので押せなくなります。個人的には使わないので問題ありませんが、多用する方は注意ですね。逆に誤って押されてしまうことはなかったです。

他に少し気になったのは、デフォルト設定では人差し指の当たる上側ボタンが「右クリック(副ボタン)」、中指の当たる下側ボタンが「左クリック(タップ)」とマウス操作と逆になっていることです。

公式ページの持ち方では人差し指で両方のボタンを操作するイメージのようなので2本指で操作することは考慮されてないのかもしれませんが…。

これはソフトウェアでボタン割り当てをすれば解決することはできます。

後はトラックボールの玉が小さく軽いため、精密なポインタ操作は結構難しいです。メインのデバイスとして使うには厳しいですね。

私は人差し指・中指・薬指の3本で操作する大型のトラックボール Kensington スリムブレード を愛用しているので、親指操作に慣れないだけかもしれません。

まとめ

既存のトラックボールにはない新しい形状に挑戦して製作してくれたことには感謝したいですね。

このタイプは怪しい中華製品ばっかりだったので、是非この製品が売れて数年後にはパワーアップした後継機が発売されることを祈っています。

公式ページ:https://www.elecom.co.jp/news/new/20200901-02/

タイトルとURLをコピーしました