2023年1月6日に、自伝板垣恵介自衛隊秘録~我が青春の習志野第一空挺団~ が発売されました。

「グラップラー刃牙」シリーズの作者、板垣恵介先生による自衛隊の過酷な生活を描く自伝漫画です。
読み切りとして雑誌に掲載されてはいましたが単行本化はされておらず、内容が気になっていてずっと読みたかった書籍です。
以下、本書の内容に触れますので未読の方はご注意ください。
感想
200000歩2夜3日
インターネット上で有名なポッカレモンで乾きを癒す話。
30kgの装備を担いで100km歩くって…すごいね、人体。
たとえ休憩時間を削ってでも、装備を外したりベルト・靴紐を緩めたりして体を開放してやるのとやらないのでは回復度に大きな差がでるというのは、登山などでも役立つ知識なので参考にしてみます。
70分600cc以上?
車両移動中にオシッコ漏らす話。
自衛隊は移動中や演習中など自由にトイレに行ける環境ではないので大変ですよね。
私はお腹弱いマンなのでこの話は読んでいて辛かったですw
340メートル60秒
降下訓練の話。降下前の心理描写がものすごくリアルで迫力があります。
パラシュートが開かない確率は1/300000だそうですが、実際に感じるのは開くか開かないかの1/2という実感にはものすごく納得しました。
自分が飛ばないと後ろの仲間が飛べないから、たとえ傘が開かなくても飛ぶ。カッコイイ。
210日900m/m以上?前編・後編
撤退か、野獣と化すか……オナ禁と開放のお話。
実際にオナ禁をする時の心理や、性欲を抑えるための方法など参考になりますね。
しかし廃用性萎縮……使わない機能は衰えるので過度なオナ禁はやめようね!
自衛隊のような集団生活では処理するのも大変だと思うけど、やっぱりトイレの個室で済ませるらしい。
特別対談 板垣恵介×ぱやぱやくん
陸上自衛隊出身の2人よる対談。
本編には記載されていない裏話などが読めて面白かったです。
まとめ
「グラップラー刃牙」シリーズと同じように、迫力のある大きめのコマ割りでサクサク読めます。
板垣恵介先生の独特な言葉や心理描写が、とても面白い内容でした。
刃牙シリーズのファンはもちろん、そうでない方も読む価値はあります。漢の義務教育として取り入れるべき!
