ビルメンの命より大切なもの3選

ビルメン
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人の命より大切なものはないと良く言われますが、残念ながら人の命より大切なものって社会には結構あるんです。

私がビルメン業界に転職して最初に配属された現場のお爺ちゃん先輩から教わったビルメンの命より大切なものを3つ紹介したいと思います。

①鍵

ビルメンは色々な場所に出入りできるように建物の鍵を管理しています。鍵を紛失してしまうと、その鍵で入れる扉の錠をすべて交換しなくてはなりません。特に複数の場所を解錠できるマスターキーを紛失してしまうと、錠の交換費用はとても高額になります。

そのため我々ビルメンは鍵を使用するときはキーチェーンに取り付けて落下・紛失を防いでいますし、鍵の貸出簿に記入したりキーボックスに名札を引っ掛けたりして戻し忘れを防止しています。また、1日1回は常用キーボックスをチェックして鍵の紛失が無いか確認を行います。

私が配属された現場では鍵の紛失はまだありませんが、紛失未遂はありました。全員で探して見つかりましたので大事にはならずに済みましたが…。

せめていつ紛失したのか分かればある程度捜索範囲が絞れますので鍵の確認は毎日しっかり行いましょう。

ねこつき
ねこつき

現場に一人でも鍵の扱いが雑な人がいると大変ですわ…。

②図面

建物の工事からトラブル対応までとにかくお世話になるのが図面(竣工図)です。

建物の構造や電気配線、配管など正確に覚えてる人はまず居ませんし、現場確認しようにも天井や壁の中で確認できなかったりします。そんなときは図面から調べるしかないのです。

新しい建物は図面がPDFデータだったりするので綺麗に印刷できますし、画面上で拡大できたり配管ごとに色分けされていたりして見やすく、劣化もしないので管理しやすいです。

古い建物はボロボロの紙の図面で肝心なところが読めなかったり、改修工事などをしているので図面が信頼できないということもあります。

それでも図面があるだけマシなのです。酷い管理をされてきた現場だと図面が無かったりします…。

そんなわけで図面は大切に扱いましょう。メモ等を書き込むときは必ずコピーしたものに書き込みしましょう。

そしてコピーした図面の取り扱いには要注意です。図面には建物の大切な情報が記載されています。使用後は必ずシュレッダーで処分しましょう。

ねこつき
ねこつき

問い合わせ等があったときに、私が良く使う魔法の言葉を教えましょう

「図面上ではこうなってます(実際はわからないけどね!)」

③個人情報

最近色々と煩くなった個人情報。ビルメンでも触れる機会が多いのです。

ビル関係の書類、特に役所に届出が必要な書類は個人の名前や住所、電話番号など書いてあるものが多いので個人情報の塊です。

中央監視室(防災センター)は業者・オーナー・テナントなど人の出入りが結構あるので油断してはいけません。机の上に放置は厳禁です。基本的には鍵の掛かるキャビネット等に保管しましょう。

他にはメール関係でしょうか。メールアドレスも個人情報になるので、最近はメールの誤送信がかなり厳しく言われています。宛先と添付ファイルは必ず確認しましょう。

メールを印刷したものは要注意です。記録としてメールの印刷物を残しておいたりすることがあるのですが、メールアドレスはもちろん署名として名前・会社名・住所・電話番号等も記載されることが多いためメールの印刷物は個人情報の塊です。使用後は必ずシュレッダーで処分しましょう。

ねこつき
ねこつき

ビルメン業界は意外とIT化が進んでいるのですが、それを使う現場のビルメンにIT適正があるかと言われると別の問題なのです。

まとめ

鍵・図面・個人情報は大切に扱いましょう。

ねこつき
ねこつき

命より大切っていうのは半分冗談ではあるのですが、大切なものに変わりはないので、私も後輩や新人を教育するときは、この3つは大切にするように伝えています。

これからビルメン業界に就職・転職しようと考えてる人は参考にしてみてください。

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