メインPCのグラフィックボードをNVIDIA GeForce RTX 2060 SUPERからRTX 4070にアップグレードしたので使用感など
ベンチマークスコアについては専門サイトでいくらでも出てくるので割愛するが、スコア的には約1.6倍の性能アップ。
NVIDIA GeForce RTX 4070について
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今回購入したのはMSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCで、2連ファン採用によるコンパクトモデルである。
価格が4070の中では最安値に近いこと、私の使用しているケース Sugo 16はカードの長さが275mm以下、2スロットという条件に合うことからこの製品を採用した。
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MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCの外観は以下のとおり。
いままで使用していたGeForce RTX 2060 SUPERはめちゃくちゃカッコイイFounders Editionだったこともあり、正直なところRTX 4070は若干安っぽい。とても9万円の製品には見えない…。
まぁケースに組み込んでしまえば見えないのだが…。
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![](https://nekotsuki-blog.com/wp-content/uploads/2024/03/rtx4070_02.jpg)
映像端子はDisplayPort×3とHDMI×1である。
DisplayPortはモニタ電源オフ時に動作があんまり好きじゃないのでできればHDMIが2ポート欲しかったなあ。
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RTX 2060 SUPERと比較。
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RTX 4070の重さはMSI公式サイトによると959g、RTX 2060 SUPER FEの重さはレビューによると970gとほとんど差がないのだが、持ってみると明らかにRTX 4070のほうが軽い。
大きさはRTX 4070が一回り大きくなっているが、1.6倍の性能をこのサイズに収めてくれた技術の進歩は凄い。
NVIDIA GeForce RTX 4070のゲーム性能
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON Steam版
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON Steam版をNvidia FrameViewでFPS等を計測。たぶん温度の問題であまり正確な計測できてないので参考程度に。
映像品質/画面解像度 | RTX 2060 SUPER (FPS目視:参考) | RTX 4070 平均FPS | RTX 4070 使用率/温度/消費電力 |
---|---|---|---|
FHD (1920×1080) 映像品質:低 | 120 | 117.1 | 39% / 56℃ / 60W |
FHD (1920×1080) 映像品質:最高 | 80 | 115.8 | 59% / 69℃ / 130W |
WQHD (2560×1440) 映像品質:低 | 100 | 116.9 | 49% / 66℃ / 113W |
WQHD (2560×1440) 映像品質:最高 | 60 | 116.0 | 84% / 77℃ / 181W |
4K (3840×2160) 映像品質:低 | 60 | 116.0 | 92% / 78℃ / 192W |
4K (3840×2160) 映像品質:最高 | 35 | 70.6 | 98% / 79℃ / 198W |
高解像度・高映像品質のときはFPSが伸びているのでRTX 4070の性能の高さが分かる。4K 最高品質でも60FPS出るので一般的なモニタであれば最高の映像を楽しめる。
ファンが爆音で回転してグラフィックボードの温度がすぐに90℃近くまで上がってしまうため現実にはこの設定でプレイするのは厳しいだろう。
CPUが足を引っ張ってるのか、熱でRTX 4070が性能を発揮できていないのか不明だが、実際のプレイ中ではどうしても平均100FPS前後まで低下してしまうことも多い。解像度や設定を最低まで下げても変わらないのでこういう仕様か?
WQHDの映像品質:高であればグラフィックカードの温度も比較的安定しているのでこのあたりで楽しむのが無難か。映像品質:最高にするとやはり爆熱&爆音になる。
4KモニタではFHDだと文字や映像がさすがに滲んでしまうが、WQHDであれば全く気にならない。
Androidエミュレータ
Nox Player、Bluestacks、MuMu Player Xでブルーアーカイブを動かしてみたが、体感上あんまり変化は無かった。
スマートフォンでも動作するようなアプリだからRTX 2060 SUPERの時点ですでにオーバースペックだろうからね。
DMM GAMES / FANZA GAMES のブラウザゲーム
DMM GAMES / FANZA GAMES で遊んでいるゲームも一通り試してみたが、このあたりも特に体感上の変化は無かった。
かなり重くてストレスを感じていた『ティンクルスターナイツ』だけは多少改善されたものの、決して快適とは言えない状態。これは恐らく相性というか設計側の問題なので諦めてアプリ版で遊んだほうが良さそう。
NVIDIA GeForce RTX 4070のエンコード性能
PT3録画鯖で取得したTSファイルをAviUtlでカット編集してNVEncでハードウェアエンコードをしてみた。
アニメ1話約24分をエンコードするのにRTX 2060 SUPERでは10分程度だったが RTX 4070では8分30秒程度になった。
ハードウェアエンコードは、もともとかなり高速なのであまり短縮されたように感じない。
NVIDIA GeForce RTX 4070のAI生成性能
AI生成性能は、ものすごく効果があった。
Stable Diffusionを昔遊びで触ったときの環境が残っていたのでちょっと試してみたところ、512×512サイズの画像を生成するのにRTX 2060 SUPERでは30秒程度掛かったがRTX 4070では5秒程度でサクサク生成できる。
モデルの切り替えもRTX 2060 SUPERで1分前後掛かるものがあったり、VRAM不足でそもそも読み込めないものも多かったが、RTX 4070ではほとんど待つことなく読み込みできる。
最新の環境ならもっと最適化されているだろう。
まとめ
重いゲームをプレイする場合や、AI生成機能を利用したい人にはRTX 4070はおすすめのグラフィックボードである。少し値段は高いが投資した分の見返りは十分にある。
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