サービスが開始されるゲームがあれば、ひっそりと終了していくゲームもあります。
2021年10月29日12:00に、ブレイヴガール レイヴンズというブラウザゲームがサービス終了しました。私は引退済みでしたが結構遊んだので思い出深いゲームでした。
わずかに残っていたスクリーンショットを貼りつつ、振り返ってみようと思います。
ブレイヴガール レイヴンズとは

DMM GAMES(FANZA)で配信されていたブラウザゲーム。通称ブヴヴ。
2015年10月15日サービス開始、2021年10月29日サービス終了。約6年間の運営でした。
運営・開発はFUNYOURS JAPANとMimolette。FUNYOURSは台湾のゲーム制作会社のようです。
ゲーム自体はよくある美少女RPGで、装備や編成で作戦を立てて戦闘はオートで進行してプレイヤーの団長スキルで援護する感じ。イベント完走も比較的簡単でサブゲーム向きでした。
ブレイヴガール レイヴンズとの出会い
![[そよぐ慈愛の風]ステファニー+ガチャ加入](https://nekotsuki-blog.com/wp-content/uploads/2022/01/brave_girl_ravens_end_img03.jpg)
DMM GAMESとの出会いは2013年に初めた艦これでした。2013年末の武蔵イベントやアルペジオコラボのあたりで艦これは引退してしまったのですが、その後は千年戦争アイギスやフラワーナイトガールなどそっち方面のゲームへ進み、ブレイヴガール レイヴンズと出会いました。
サービス開始からプレイしていたわけではなく、一番最初のイベントキャラが[白くこもれし恋]ブリジットだったので、2016年3月からプレイしていたようです。
また、[豊かな神の遣い]ステファニー+を偶然引いた2019年1月頃に引退してますので、約3年程プレイしていました。
最後のほうは後述のOut of memory問題でほとんどプレイできていませんでした。これが無ければもっと遊んでいたかもしれません。
ブレイヴガール レイヴンズの良かったところ
![[優しい泣き虫]ミルル 結婚時](https://nekotsuki-blog.com/wp-content/uploads/2022/01/brave_girl_ravens_end_img01-800x450.jpg)
キャラ絵・BGM
2015年当時のDMM GAMESでは同人レベルのゲームも多かった中、キャラ絵のクオリティはかなり高かったと思います。
寝室シーンはいろいろなシチュエーションがありましたし、ヒロイン視点の心情がモノローグで語られるなど斬新で楽しめました。差分も多めで静止画だけどなんとか頑張っている感じが伝わってきました。
ソーシャルゲームのBGMなんてほとんど記憶にないものが多いですが、今でも頭に残っているくらい印象があるものがいくつかあります。
SDイラストは2021年現在でも通用するどころかトップレベルだと思います。
シナリオ
ソーシャルゲームの主人公は基本的にプレイヤーの分身なのでほとんど喋らず、ガイドキャラや周りのヒロインたちが話を進めていくというゲームが多いですが、ブレイヴガール レイヴンズでは主人公が普通に喋って話を進めていくのがとても斬新でした。
内容もライトノベルのような感じで読みやすかったです。
メインストーリーが完結しなかったのが残念ですね。
ユニットのランクアップシステム
ブレイヴガール レイヴンズではガチャでダブった同キャラを重ねてランクアップさせることができました。
N→R→SR→SSR→UR のようにレアリティが上がっていきます。
また、イベント等でランクアップチケットも入手することができました。そのためR一枚あればURまで育てることも可能でした。
売上を考えると強い人気キャラとかはガチャSSR限定だったりするわけですが…。
ブレイヴガール レイヴンズの悪かったところ
動作不安定・Out of memory問題
当時のブラウザゲームはFlashで制作された比較的軽いゲームが多い中、ブレイヴガール レイヴンズはUnityで制作されていましたのでとても動作が重かったです。
それでも最初の頃はたまにフリーズするぐらいで普通に遊べていたのですが、2018年頃には Out of memory が多発するようになり、まともにゲームがプレイできなくなりました。
酷いときにはタイトル画面の後に発生してログインすらできなかったりしましたね。
別のブラウザを使ったり色々やっていたのですが、どうしても快適にプレイできる環境ではなかったので、2019年1月頃を最後に引退していました。
インターフェース・UIが致命的に悪い
とにかくUI周りが致命的に使いづらい感じでした。
特にアイテム関連は酷く、報酬や配布も基本的には直接入手できず、箱に入ったアイテムで貰えますので実際の報酬を受取るには箱を開く手間が掛かります。
酷いときには箱の中に箱が入っていたりして何回も開かないと報酬受け取れなかったりしてマトリョーシカと呼ばれていたり…。
ユニット周りもランクアップのために処分できないユニットが増えていくとかなり使いづらい印象でした。
サービス終了発表からサービス終了まで

2021年9月29日にサービス終了が発表されましたので久しぶりにログインしてみました。
以前よりもOut of memory のエラーはだいぶ改善されて、一応遊べるぐらいにはなっていました。それでも1時間くらいプレイしていると Out of memory でフリーズしたのですが…。
とりあえず録画ソフトでお世話になった寝室や好きだったイベントは録画しはじめたのですが、個人的に10月は忙しくてあまり時間が取れず…。
そしてある程度録画したところで内容を確認したところ、音飛びが酷く再録画になったりして大苦戦。結局ブラウザを変える必要があったことに気付くまで時間がかかりました。
寝室も一番早いオートで録画するものの、後半の寝室は差分が多く1シーン15分くらいあったりするのでなかなか進まず…。
6年間という時間の重みを体感しました。ボリュームが多すぎる…。メインストーリーやイベントシナリオ、キャラシナリオはほとんど回収できませんでした。
そしてソーシャルゲームはサービス終了すると何も残らない、というのを実感。DMMのプラットフォームからは存在が抹消され、公式HPでもサービス終了の画像のみ。ゲーム情報や過去の情報なども全部消去されました。
サービス終了が発表されてから回収しようとすると大変なので、今運営しているゲームも少しずつ録画しておいたほうがいいかもしれませんね。

有料でもいいからオフラインでストーリー・寝室が見れるような仕組みを作ってほしかったですが難しそうですね…。